限局性多汗症と全身性多汗症

症状によって原因も異なる多汗症

一概に多汗症といっても、身体の一部で起こりやすいのか、もしくは、全身で起こりやすいのかによって症状も原因も異なります。
それぞれ多汗症の違いについて把握しておく事は、間違った対処の回避にも繋がります。

■限局性多汗症とは
限局性多汗症の多くは、脇の下や手のひら、足の裏など、体の限られた部位で多汗症が引き起こされます。これらの部位に共通しているのは、精神性発汗部位であるということです。

病気でなくても緊張によって汗が出ることがありますが、その症状からもわかる通りです。

極度の緊張で一時的に滴り落ちる程の汗をかくことがあるかもしれませんが、それが毎回のように繰り返されるようになると多汗症と考えられます。

すると、手に触れるものが汗で濡れてしまう為、普通に生活していくのも困難になり大きなストレスともなり兼ねません。また、そのストレスによって症状を更に悪化させてしまうこともあります。

精神的な事が原因で症状が悪化することを考えても、遺伝的に元々備わっている体質というよりも生活の中でストレスを感じることにより症状が変化している割合が多いように考えられます。

このような限局性多汗症を解消するには、軽度であれば、パースピレックスのように、塩化アルミニウムを主成分とした制汗剤を使用することによっても汗を抑えることが可能です。しかし、それでも対処できなかった場合は、プロバンサインを使用するのも一つの方法です。

全身性多汗症とは
限局性多汗症の部位に加えて、腹部や胸部、背中などの上半身やお尻などの下半身など、全身に必要以上に多量の汗をかく症状です。

全身性多汗症は、何らかの病気が関係している場合も有るので注意しなくてはいけません。
急に多汗症になった場合は、感染症や内分泌障害、悪性腫瘍や中枢神経の疾患が関係していることがあります。

少し運動しただけでいつも以上に汗をかいてしまったり、寝汗の量が増えるなども何らかの病気の発端となっていることがあるので、一つの生理現象とだけとらえずに、十分に注意しなくてはいけません。

全身性多汗症で何らかの病気が関係している場合は、原因である疾患を改善することにより症状も緩和していくことが考えられますので、汗を止める治療ではなく、その病気に対する治療を行います。

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